スマホもかなり普及してきた今、LINEを使ってやりとりをしているというママさんも多いのではないでしょうか。
会話的な感覚でチャットやスタンプの送信が可能であり、無料通話もあるLINEは人によっては必須ツールとなっているくらい生活に大きく関わるものになっています。
しかしこのLINE、未成年者のトラブルの元としては有名ですが、ママ友の間でもトラブルになる可能性が高いのです。LINEでのトラブルやいじめなど、大人でも起こる内容は変わりません。
どのようなトラブルがあるのか、また巻き込まれないためにはどうしたらいいのかを事前に知っておき、ストレスなく使っていけるようにしていきたいですね。
ここから詳しくお話していきますので、ぜひ読んで参考にしてみてください。
■ママ友トラブル・LINEでの問題点や解決策
LINEはほとんどのスマホで動かせるアプリであり、連絡用として日頃の会話のツールとして、また無料通話も有効活用して……と、生活に欠かせない存在となっている方も多いと思います。
チャットのお手軽さ、一瞬にしてグループ内に連絡できる機能など、交流関係の広い方であればある程使用頻度も高いでしょう。しかしそのお手軽さ、グループという機能故のトラブルも多く発生しています。
まず最初に「煩わしい」と思われてしまうトラブルです。
朝起きたら「おはよう」「今日はいい天気だね」など“どうでもいいこと”から始まり、すぐに返信しないと「どうして返事くれないの」なんて言われる……というトラブルがあります。
そんなことを言われても、ママは朝から朝食の準備やこどもの準備など忙しいですよね。相手の方はその時間空いているのかもしれませんが、受け取る側も同じとは限りません。
一人でも面倒だと思う方が多いのに、これがさらにグループになるともっと悪化します。朝起きたら未読が数十件たまっていて、何かと思えばどうでもいい会話だった……ということもあります。
夜中の通知音に驚いて目が覚める可能性ももちろんありますね。
相手のタイミングを無視して送るメッセージであることを忘れず返事がなくても気にしない、朝や夕方、夕食の時間は必要時以外の連絡は避ける、夜は基本的にLINEを使わない。
この3点を心がけ、またLINEは忙しくて普段からあまり見ないというアピールもしておきましょう。
既読にしてしまうと「既読スルーしている!」なんて言われかねませんので、ポップアップで緊急性のあるものかどうかだけを確認して、あとは開かずに置いておくのも良いと思います。
次に、グループという集団性によるいじめやトラブルが発生する可能性です。
LINEでは、簡単に特定の参加者だけを集めたグループが作れます。そこは外部の人間が見ることはなく、何でも好き勝手に話せます。
その閉鎖性、集団性が会話をエスカレートさせ、いつのまにか特定の個人の悪口になっていることがあります。一度そういう経験をしてしまうと「そのグループを抜けたら今度は自分が悪口の対象になる」という恐怖も生まれます。
自分に被害が来ないためにも抜けられず、その情報が流出した場合は自分もいじめに加担していることになっていた、ということもありえるのです。
仲良しグループを作っていたはずが、最近会話が少ないと思っていたら自分だけのけ者にして新しいグループを作っていた、というトラブルも本当によくあります。
会話に乗ってこない、その人の悪口を言いたいなど理由は様々ですが、自分だけのけ者にした新規グループがあるなんて聞いて平然といれる方はそういないですよね。
顔を会わせず何でも言えるLINEは、特にグループだとエスカレートしやすくいじめもおこりやすい場です。
こうやって冷静に聞くと「こどものケンカ?」と言いたくなるような村八分や無視、悪口が頻繁に起こってしまうのです。
LINEのトラブルを避ける方法としては、いくつかの方法があります。
まず最初に、自分はLINEがそこまで生活に浸透していないというアピールをしておきましょう。
寝起きにまずLINEをチェックして打ち込んでいるという人と、さほどチェックもしない人がずっと同じ調子で会話ができるはずがありません。煩わしいと思う前に、自分とLINEを切り離しておくことも大切です。
次にLINEを使うルールを明確にし、それも普段から話しておきましょう。
「朝と夕方は忙しい」「夕食後から朝までは基本的にLINEを見ない」などですね。もちろん言った内容に合わせて、その時間は読まない、読む場合もすぐではなく少し時間を置く、など調整しておくことも必要です。
どうしても必要な内容でしたら電話してくるはずですし、念のためポップアップや一覧で内容を確認しておくのも良いですね。
グループで悪口が広まっている場合は、絶対にその話題に乗らないようにしましょう。必要性が低いのなら抜けても構わないと思います。
「抜けたら今度は自分が」と心配する方は多いですし実際可能性はありますが、不快なグループ会話をずっと見ているよりそのママ友達と距離をあけて生活しているほうが気分的にも楽ですよ。
何よりもグループで悪口を言い合っているような関係は長続きしません。あなたもそうであった通り、みんなどんどん疑心暗鬼になっていきます。
イヤなものを我慢して居続けるより、そんな会話やママ友からも離れて過ごしましょう。
めんどくさいママ友との付き合い方!
■実際に起こったLINEトラブルとその解決策
「小学生のこどもがいます。小学校に上がり親しくなったママ友も何人か出来たのですが、そのうちの一人がすぐに質問してくるのです。それも「提出物の締め切りっていつだっけ?」とか「こどものノート使い終わって買わなきゃならないんだけど、どんなの使ってる?」とか簡単なものばかり。学校の準備をする時間ですから、大体夕方から夕食の支度の時間なんです。どの家も忙しい時間なの分かってるでしょうし、何よりも聞いてくる内容は学校のプリントやこどもに直接聞けば済むようなものばかり。しばらくの間はムカムカを抑えて返事していましたが、耐え切れずに『全部プリントに書いてあるよ』と返しました。そうしたらお礼だけ返してきて、その後ピタリと止みましたよ」
相手の都合を考えずに何度もメッセージを送る、しかもその内容が自分で調べればいいような質問ばかり……こういうパターンもよく見かけます。
相手のママからすれば「どうせ準備しているのは同じなんだから教えてくれても」程度の気持ちなことが多いのですが、そのせいで忙しいのに何度も質問に答えていてはいつか疲れてしまいますよね。
この方は突然無視するのではなくしっかりと解決方法を教えつつやんわり諌めていますので、とても良い対応だと思います。
「LINEでのママ友グループがあります。『緊急!』と最初に書いてあったので何かと思えばどうでもいい質問で、開いてしまったことにもいらっとしました。開いてしまったからには返事を、と質問に返したのですが、今度はそのお礼もなし。私以外にも書き込んでいた人はいたのですが、その日の夜になっても一言やスタンプさえありませんでした。その後また数日して同じ人から『緊急!』の文字が。今度はちらっとみただけで無視しました。この間書いていた人は誰も書き込まず、かろうじて一人だけ返事を送っていました。その人に対してもやっぱりお礼の言葉がなかったので、もう二度と彼女の『緊急!』につられる人はいないと思います」
緊急というからには直後に必要であり返信の余裕もなかったのかもしれませんが、それにしても人に頼っておいてお礼もなし、では当然人間関係は長続きしませんよね。
LINEは顔を合わせずに気軽にメッセージをやり取りできるので、この相手のママのように書き捨てるような気軽さで使ってしまう方がいます。
人に質問して答えてもらったのならお礼は当然ですよね。LINEでももちろん変わりません。画面の向こうにいるママ友を尊重し、迷惑かけたり不快な思いをさせないために気をつけていきましょう。
■ママ友LINEトラブルまとめ
こうしてまとめてみると、大人のトラブルとは思えない、もう少し相手のことを気遣えば起こらないようなものばかりですよね。
LINEはどうしてもそのお手軽さとグループの集団性で、使っていくうちにその辺りが緩みがちです。
お互いの私生活を尊重し、迷惑にならないように、また特定の人しか見ていないという油断から発生する悪口など起こらないように注意していきましょう。
悪口が発生し、見たくない場合は必要性の低いグループなら迷うことなく抜けて良いと思いますし、しばらくの間通知をオフにしておくという手もあります。
落ち着いた後に全部一気に流して見なかったことにすれば、ストレスも最小限で済むのではないでしょうか。
■さいごに
私個人の話になりますが、いくつかのグループと繋がりがありママ友同士の連絡先の交換も頻繁に行っています。
最初から「あまり見ない」と伝え、朝や夕方はほぼ見ませんし必要なとき以外はほぼ発信しないように決めています。最初からこのくらいのスタイルでやっていれば、多少見なくても相手も「そういう人だし」と思ってくれますし気が楽です。
もちろんたまに覗き、必要そうな内容ならすぐに開いて返事をすることも必要です。LINEでの付き合い方に悩んでいる方の参考例の一つとしていただければ幸いです。