こども同士のトラブルがきっかけでママ友ともトラブルになる、といったケースもあります。
ママ友はそもそもこども同士の付き合いがきっかけなことが多いですから、トラブルになった結果そのママ友と疎遠になることもあるでしょう。
こども同士はケンカなどぶつかり合って成長するものですが、近頃はそれを黙って見ていられないママさんも多いです。自分からすれば大したことじゃなくても、相手のママさんが突然怒鳴り込んできたなんてこともありえるのです。
こども同士のトラブルからどうママ友同士に発展するのか、またどうすれば回避できるのかを事前に知っておくと、いざトラブルが起きても冷静に対応出来ます。
これから詳しくお話してきますので、ぜひご一読くださいね。
■こども同士のトラブルによるママ友のトラブルや解決策
こども同士のトラブルは、物心つく頃から大きくなるまでずっとつきものです。
ママ友トラブルを始め、大人同士でも人間関係のトラブルは多いですよね。感情のコントロールがまだ難しいこども達は、トラブルが少ないはずがないのです。
もちろんトラブルが発展して怪我やいじめに繋がるようなものは阻止する必要があります。しかし基本的にこどもはそうやってぶつかり合うことで我慢や言葉で伝える大切さを学び、成長します。
また、こども達の人間関係はこども達のものです。こどものトラブルは、基本的に口を出さず見守るべきなのです。
小さいこどもの場合はトラブルが解決しない場合もあるので、ある程度見守ったあとは口を出す必要があるかもしれません。その場合も感情で入ってはいけませんし、どう解決するかは基本的にこども達に任せることが理想です。
冷静にお互いの主張を聞き「じゃあ順番に使っていけばいいよ」など、解決の糸口を教えてあげましょう。
こどもだからと言って親の思考を押し付けてしまうと、それはこどもが自分で解決する力を育てるチャンスを潰してしまいます。自分のこどもが大切なら尚更、ちゃんと人間関係を築ける力をつけてあげたいですよね。
その場で相手の子がどう見ても悪い、と思える場合でも同様です。何故そういうことをしたのかという理由は、その場だけでは分からないことだってあります。
こどもはこどもの世界と人間関係があり、自分とは別人格であることをしっかり認識しておきましょう。
こどもが大きくなってきても、やはりトラブルはあります。
おもちゃの取り合いや順番を守れないなどのその場でのトラブルは減りますが、その分内容もややこしくなっていることが多いです。
例え相手の子が悪いと思っても感情的になってはいけません。人生の先輩でありお手本であるはずのママが感情的に相手を排除してしまうと、こどもはそれを「良し」として認識してしまいます。
この場合も口を出すなら双方の意見に耳を傾けるべきですし、冷静に解決出来る方法を一緒に考えていくことが理想です。
どの年代でも共通して言えるのは、こどもと何でも話せる関係を築いておくことです。そうすれば本当におかしいいじめやトラブルに巻き込まれた場合も、こどもはママを頼ることが出来ます。
「いつでも何でも相談してね」とこどもに伝え、こどもから頼ってくるまでは口を出さない勇気も必要です。
こども同士のトラブルは基本的にこうやって解決するものであって、ママ友トラブルに発展するようなことは本来そもそも起こすべきではありません。
どうしてママ友トラブルに発展するのかというのも、感情的に口を出して相手の子をけなしたり「あの子とは仲良くしないほうがいい」などと過剰な口出しをしてしまうからです。
ひどい場合、遊ばせないだけではなくママが相手のこどもに「あなたが悪い」と怒鳴りこむパターンもあります。自分のこどもを守りたいという気持ちは否定しませんが、方法が完全に間違っていますよね。
自分のこどもを本当の意味で守りたいのなら、相手を否定するのではなくトラブルの解決のためにだけ協力するべきです。それによりこども同士のトラブルも解決し、こどもも人間関係を学んで成長し仲直りが出来ればベストですよね。
しかし残念ながら、どうしても口を出してしまいママ友トラブルに発展することはとても多いです。
自分がそもそも相手のママ友にまで発展しないように気をつけることはもちろんですが、もし相手のママが文句を言ってきたり「あなたのこどもが悪い」など不満をぶつけるようになってきた場合は、残念ながらしばらく距離を置いたほうが良いです。
もちろんこどもに話を聞き、自分のこどもに非がある場合は誠意を込めて謝りましょう。
それでも水に流せないママとはしばらく距離を置いて、冷静になるまで待ってもらったほうが良いです。そのままこども同士も疎遠になる可能性もありますが、ママの気持ちなんて無視していつの間にか仲直りしていることだって多いです。
こどもはこどもの人間関係があり、友達も変化しながら過ごしています。仲良しだったママ友だと離れるのがつらい場合もあるかもしれませんが、お互いのためだと割りきりましょう。数年経てば、いつのまにかまた話しだすこともあるかもしれませんよ。
子どもの言い争いがかわいい (you poked my heart 翻訳)
■こどもがきっかけによるママ友トラブルの実例や解決策
では実際に、どんなトラブルがあったのかを見てみましょう。
「こども同士仲がよく、ずっとお互いの家を行き来して遊ぶような関係のママ友がいました。ところがこども同士でケンカがあったらしく、突然『あなたのこどもにうちの子がいじめられた』と電話が。こども達に事情を聞き、お互い様でありよくあるトラブルだと思ったのですが、彼女はどうしてもうちの子だけを悪者にしたいようで、何を言っても聞き入れてくれませんでした。それどころか『仲良しだと思っていたのにあんな子だったなんて』と周囲に広めている様子で、しばらくの間落ち込みました」
一番よくあるトラブル例です。やはりママが感情的になり、こどものケンカに口を出した上に「自分の子に非があるわけがない」という行き過ぎた気持ちが暴走したのが原因です。
口を出すなら相手を否定するのではなく、お互いの言い分を聞いた上で解決の糸口を一緒に探してあげることが大切ですよね。
この方の場合、仲が良かったママ友との突然のトラブルでしばらくの間はつらかったとのことですが、気持ちを切り替えて「縁がなかった」と思うようにしたそうです。
また、悪口を広められてもこどもは何事もなかったように遊んでいたのであっさり立ち消えたそうですよ。
「明らかに甘やかされ放置されて育った子が園のクラスにいて、うちの子がしばらく目をつけられていました。その子がうちの子を叩いたりこけるような強さで押したりするのを見ているのに相手のママはヘラヘラ笑うだけ。あまりにひどいと思ったので、先生にそのことを話してこどもにも『イヤなことされたら先生に言うんだよ』と伝え、自分が見ているときは出来るだけ近づかないようにしました。繰り返していたらいつの間にかうちの子には近づかなくなっていましたけど、あのママは今も許してません」
こちらのトラブル例のママさんはイヤなことをされても対応は冷静で、すごく良いパターンだと思います。
実際に聞いて見て怒っているのに相手のママやこどもにぶつけることはせず、対策とこどもへのアドバイスはしっかり行っています。このくらい冷静に対応出来るようになりたいですね。
■こども同士がきっかけによるママ友トラブルのまとめ
自分のこどもは誰だって大切であり、守るべき存在です。しかしこどものトラブルに間違った守り方で入ってしまうと、こうやってママ友トラブルにも発展してしまうのです。
自分のこどもに、感情で対応し相手をけなす人間関係の構築方法を教えたい方なんてもちろんいませんよね。それなら、まずママがお手本を見せなければなりません。
また、こどものトラブルはこどものものです。ある程度大きくなったなら、こどもの相談には乗りつつも解決は本人達に任せるのが一番ですよ。
■さいごに
こどもは小さい頃は世界も狭く、ママと自分という基準でいることも多いです。
年齢が上がると友人や学校の先生、年上の友達など人間関係も広まります。ママが思っているよりこどもの世界は広く、たくさん感じて学んでいます。
感情的なママの姿を見せてしまうと、こどもの気持ちすら傷つけてしまうことだってあるんです。人生の先輩として冷静に対応し、解決のために一緒に考えてくれるママのほうがもちろんこどもだって嬉しいですよね。
怒る前にまずは深呼吸し、ママ友トラブルにまで発展しないように注意していきましょう!