ママ友トラブルは些細なものから大きな騒動もよく聞きますが、その中でも「嫉妬されてつらい」といったものがあります。
日々の送り迎えの車やちょっとした手持ちのバッグ、また家の外観や住所から経済状況などを読み、ふとした会話でも余計な一言が追加されたり僻まれたりすることがあります。
仕事をしているママ友からの「専業主婦は気楽でいい」みたいなパターンもありますね。最初は流せていても繰り返されるとストレスになり、トラブルに発展してしまうのです。
ここではママ友のよくあるトラブルとして、「嫉妬」を主軸に問題点を探り、解決法などをまとめています。トラブルに巻き込まれそうな方、ぜひ参考になさってくださいね。
嫉妬される原因や問題点、解決方法
人をうらやむ、嫉妬する裏には「自分の環境に満足していない」という心理状況があります。満足していないからそれを持っている人を羨んだり嫉妬したりしてしまうのです。
この心理自体は誰にでもあるものであり、それを表に出すのは本来大人として良くないことです。しかし誰もがそれを実行出来ているわけではないので、嫉妬されてトラブルに発展、みたいなことが起こってしまうのです。
例えば「兼業主婦が専業主婦をうらやむ」など、対策のしようがない嫉妬のされ方ももちろんあります。
しかしそれ以外の、例えば家庭の経済状況や不必要な情報(毎年旅行に行っている、外食で○○に行った)は口にしないということで回避する努力は出来ます。
これは嫉妬されないためという意味でも必要ですし、受け取る人によっては「自慢したがり」と取られてしまう可能性もあります。
あなたにとっては普通のことでも、幼稚園や保育園では様々な家庭環境のこどもがいます。自分にとっての当たり前が、こどもの友達の家庭にとっては特別なことかもしれません。
不要なトラブルを避けるためにも、経済状況や家庭環境の話はタブーとしたほうが安全なのです。
それでも持っている車や家から勝手に推測され、知らない間に嫉妬されているということも残念ながらあり得ます。そういう人とは、距離を置いたほうがお互いのためです。
嫉妬されているストレスに耐えながら付き合うことも、常に自分の理想と現実に挟まれ嫉妬してしまう状態になる相手にとっても良いことはなにもないので、嫉妬されていると感じたら距離を置き、挨拶と必要時の会話程度の付き合いに変えましょう。
実際の嫉妬された事例やその解決法
では実際に嫉妬されトラブルになった場合、どうやって解決しているのでしょうか。
嫉妬しやすい人は、まず自分と差がある人を見つけます。そして年収などを聞いてきて、実際にどうなのかと確かめようとします。
しつこく聞かれたからと答えてしまうと、今度は自分との格差を認識して嫉妬してくるという、とても面倒なパターンに陥ってしまうのです。
「うっかり年収を教えてしまったために旅行に行くにも外食をするにもケチをつけられストレスが溜まった」という話もあちこちに転がっています。
どれだけしつこく聞かれても答えず、また答えないのにしつこく聞いてくるような相手とは距離を置きましょう。車や家を見て嫉妬してくる人も同様です。付き合ってお互いにいいことはありません。
「専業主婦で羨ましい」「こどもが発育よくて羨ましい」「女の子で羨ましい」など、どうしようもないことで嫉妬してくるような人もいます。
この発言は裏を返せば「兼業主婦で時間に余裕がなくてつらい」「こどもの発育が気になって仕方がない」「自分も女の子が欲しかった」など、本人の不満から出ているものなので回避のしようがないのです。
フォローを入れようとしても逆にやっかまれる可能性も高く、つついてしまうよりは距離を離したほうが安全です。
嫉妬しない・されないようにするには
ここまでのお話で「自分は嫉妬する側かも」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
すぐに人を羨んでしまう性格を気にしているという方も多いのです。自分は自分、他人は他人としっかり区別しましょう。比べることは何一つなく、自分の環境に合った生活、育児でいいのです。無理をしても誰も喜びません。
それでも嫉妬してしまうのなら、出来ることからお手本になってもらうのはいかがでしょうか。
こどもへの接し方、周りへの気配りなど、小さなことでいいのでいいところを見習い、自分もそうなれるよう努力しましょう。ひとつ羨ましいと思っている人間に近づけることになりますよ。
嫉妬されないためには最初にお話した通り、こどもの家庭環境はそれぞれだということを理解し、不用意な情報を漏らさないことです。
そのためにわざわざこどもや自分の着る服を安物にしたり車を変えたりなんてことは必要ありませんが、とくに経済状況や夫の年収などは嫉妬されやすいと知っておき、話さないように注意しましょう。
年収はそこまで高くないから話しても大丈夫、というラインはありません。それをうらやむかは受け取り側の問題になってしまうので、話さないほうが一番なのです。
どうしようもないことで嫉妬しそれを表に出すような人とは、お互いのためにも距離を離しましょう。
さいごに
普通の友達と違い、保育園や幼稚園の行事、またこどもの着ている服や送迎時の車など、目に見えるところでの格差が目立ってしまうのがママ友付き合いです。
嫉妬を表に出すのが間違いなのは確かですが、自分にとっては普通のことだからと気にしないままだと余計なトラブルを招く結果になりかねません。
言わなくて済む話はせず、ストレスのない付き合い方ができれば何よりだと思います。
距離を置くのが相手のためになる場合もあります。
出来るだけストレスをためない付き合い方が出来るよう調整していきましょう。