お正月、鏡開きをする前に知っておくべき4つのポイント!
公開日:
:
最終更新日:2016/03/08
お正月
お正月 鏡開き
お正月にはどこの家庭でも鏡餅を飾ると思います。この鏡餅ですが、お正月が終わると『鏡開き』を行いますよね。しかし鏡開きにはどんな意味があるのか、あまりよく知らない方もいらっしゃると思います。
そこで今回は鏡開きの由来や意味などについてご紹介したいと思います!

1.鏡開きの由来
鏡開きとはお正月に神様や仏様にお供えしたものを下げて食べる日本の行事です。神様仏様に感謝し、供えられたものを『無病息災』を祈願し頂きます。お正月の間、年神様の依代になっているのが鏡餅です。年神様がいらっしゃる松の内は床の間に飾り、松の内が過ぎ年神様をお送りしたら鏡餅を下ろして食べます。これが鏡開きです。
松の内の間、年神様の依代になっていた鏡餅には年神様の魂が宿っていると考えられており、その鏡餅を食べることで力を授けてもらいます。
スポンサードリンク
2.鏡開きの日にち
そもそも鏡開きは武家から始まった行事で、1651年(慶安4年)までは1月20日に行われていました。しかし徳川家3代将軍 徳川家光が亡くなったのが4月20日なので20日は忌日であると定められ、現在の1月11日になったと言われています。しかし東と西で鏡開きの日にちが違うことをご存知ですか?先程も言いましたが、鏡開きは元々1月20日に行われていた行事です。しかし20日が忌日となり、その情報は江戸から広がっていったのですが、西の方までは正確に伝えられず西の方では今でも1月15日に鏡開きをするという風習が残っているんです。

3.鏡開きのやり方
鏡開きには御法度があります。それは鏡餅に刃物を使うことです。元々武家から始まった行事なので、刃物で切る=切腹を連想させるため御法度となっているのです。なので鏡開きをする際には、刃物は使わず手で割って食べます。鏡餅を割るために使う道具としては木槌が一般的でしょう。鏡餅を割って食べるなら鏡割りと言いたくなりますが『割る』という言葉は忌み言葉でよい言葉ではないため『鏡開き』と言われるようになりました。家庭での鏡開きの様子です♪
鏡開き 2015 カリカリに焼けた餅がたまらんッス
千葉県では日本一大きな鏡開きが行われているようです!
九十九里町・日本一の大鏡餅(大鏡開き)
4.鏡餅の保存方法
お正月も終わり、さて鏡開きをしよう!なんて思ったとき、鏡餅にカビがはえていたなんて経験ありませんか?カビがはえていたらせっかくの鏡開きもなんだかゲンナリしちゃいますよね。最近では○○○の鏡餅など市販でカビが生えずに長持ちする鏡餅もありますが、自宅で作った鏡餅はそうはいきません。カビとの戦いと言ってもいいぐらいです。そこで保存方法をご紹介します。冷凍保存が1番ですが、冷蔵で保存したいという方は、割った鏡餅をタッパで保存する際に『粉末からし』を水で溶いて練ったものを小皿のままタッパに入れておきましょう。大きなタッパの場合はこれを2つ置いておくといいです。からしの表面が乾いてきたら効き目も弱くなるので新しいものに取り替えるか水を足してかき混ぜて下さいね!5.まとめ
最近では市販の鏡餅を飾り、自宅で鏡餅を作ることが減っているように思います。手作りは何かと大変ですが、年神様の依代なので今年はぜひご家族で作ってみてはいかがですか?手作りの鏡餅で鏡開きの際には『無病息災』を祈願しましょう♪
スポンサードリンク