2016年の第92回箱根駅伝はどうなるの?
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最終更新日:2016/05/18
スポーツ
今年も箱根駅伝の予選会が行われ、2016年に行われる第92回箱根駅伝の準備が順調に進んでいるようです。
駅伝に出場する選手をはじめ、駅伝にかかわる多くの方々が2016年の箱根駅伝を待っているはずです。
テレビ越しに応援するのを楽しみにしている方、当日現地で「選手に声をかけてあげよう!」と全国各地から応援のために準備されている方もいらっしゃることでしょう。
また学生をはじめとした大学関係者の方々も張りつめた気持ちで本番を待っておられるのではないでしょうか。
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箱根山の火山活動が活発化した影響もあり、実際に開催されるのかどうか、中止になるのではないかといった意見も見受けられますが、主催者側の見解としては例年通り開催する予定のようです。
2015年9月に箱根山(大涌谷)の噴火警戒レベルが3から2に引き下げられたこともあり、箱根駅伝は予定通りに開催されると思われます。
今後の火山活動も気になりますが、お正月の風物詩である箱根駅伝が無事開催されることを祈りたいと思います。
2016年の箱根駅伝について、箱根駅伝の歴史や日程、コースや各区間の距離、出場校などについてみていきましょう。

目次
箱根駅伝のはじまり
箱根駅伝は1920年(大正9年)にはじまった、とても古い歴史を持つ駅伝競走です。「日本マラソン界の父」と称えられている金栗四三氏が、「世界に通用するような強い長距離選手を育成したい」という強い思いからはじまりました。
「箱根駅伝」と呼ばれていますが、正式には「東京箱根間往復大学駅伝競走」という名称がつけられています。
戦時中に開催できなかった年もありますが、現在まで毎年行われており、2016年には92回目の大会が行われる予定です。お正月の風物詩として多くの人々に親しまれており、各校の選手の白熱した戦いが毎年注目されている競技会となっています。

2016年に行われる「第92回箱根駅伝」の日程
第92回箱根駅伝は、例年通り2016年1月2日(土)と3日(日)の2日間に渡って開催される予定です。箱根山の火山活動が活発化したため、本当に開催されるのか、それとも中止になるのか、コースに変更はないのかなどの疑問があがっているようですが、現時点では、例年通り2016年1月2日・3日に行われることが決まっています。
※当記事、執筆時点での情報です。今後の火山活動等の影響によっては、主催者側の判断で変更点が出てくる可能性もあることをご理解頂けると幸いです。

第92回箱根駅伝の予定コース
現在の予定コースは、東京・大手町の読売新聞東京本社前をスタートし、箱根・芦ノ湖駐車場入口を折り返し、再び東京・大手町の読売新聞東京本社前をゴールとする予定となっています。往路は、2016年1月2日(土)の朝8時に東京・大手町の読売新聞東京本社前をスタート。
東京・大手町、鶴見、戸塚、平塚、小田原を通過し、箱根・芦ノ湖駐車場入口(※)がゴールとなる予定です。
※箱根・芦ノ湖駐車場入口が折り返し地点となります。
復路は、翌日1月3日(日)の朝8時に箱根・芦ノ湖駐車場入口をスタート。
箱根・芦ノ湖駐車場入口、小田原、平塚、戸塚、鶴見を通過し、東京・大手町の読売新聞東京本社前がゴールとなる予定です。

箱根駅伝の距離や各区の地点ごとの距離など
総距離は217.1km。往路が107.5km、復路が109.6kmの予定となっています。往路・復路それぞれ5区ずつに分けられており、計10区で構成されています。
各区間の通過点を距離とともに見ていきましょう。
往路:第1区~第5区
第1区:21.3km 東京・大手町の読売新聞東京本社前~鶴見
第2区:23.1km 鶴見~戸塚
第3区:21.4km 戸塚~平塚
第4区:18.5km 平塚~小田原
第5区:23.2km 小田原~箱根・芦ノ湖駐車場入口
復路・第6区~第10区
第6区:20.8km 箱根・芦ノ湖駐車場入口~小田原
第7区:21.3km 小田原~平塚
第8区:21.4km 平塚~戸塚
第9区:23.1km 戸塚~鶴見
第10区:23.0km 鶴見~東京・大手町の読売新聞東京本社前
計10区を2日間かけ、10人の選手が襷(たすき)をつなぎます!
第92回箱根駅伝の出場校と出場チーム
まずはシード校10校 (前回の第91回大会の上位10校)が参加します。前回大会1位:青山学院大学
〃 2位:駒澤大学
〃 3位:東洋大学
〃 4位:明治大学
〃 5位:早稲田大学
〃 6位:東海大学
〃 7位:城西大学
〃 8位:中央学院大学
〃 9位:山梨学院大学
〃 10位:大東文化大学
そして、2015年10月17日(土)に行われた予選会で上位10位以内に入った次の10校も出場します。
予選会:1位 日本大学
〃 :2位 帝京大学
〃 :3位 日本体育大学
〃 :4位 順天堂大学
〃 :5位 神奈川大学
〃 :6位 拓殖大学
〃 :7位 法政大学
〃 :8位 中央大学
〃 :9位 東京国際大学
〃 :10位 上武大学
最後に、オープン参加の関東学生連合チームを加えた計20校と1チームが出場します。
関東学生連合チームは、2015年10月17日に行われた予選会で出場権を獲得できなかった大学の中から、優秀な成績をおさめた選手が各校から1名選出されて構成されるチームとなります。オープン参加となるため、大会の出場回数がカウントされず、順位もつかないといった制限が設けられています。
▼10月17日に行われた第92回箱根駅伝予選会の様子です。
【第92回箱根駅伝予選会(15km過ぎ)】
第92回箱根駅伝の見どころは?
前回大会で10位以内に入り、シード権を獲得した10校はもちろんですが、10月の予選会を勝ち抜き、出場権を獲得した10校からも目が離せません。また、前回大会で往路・復路共に大会史上初の記録を出し完全優勝した青山学院大学ですが、さらに記録を塗り替えることができるのかどうか、といった点も気になるところです。
青山学院大学は、結果を出したランナーが同じ区間を走るメンバーに選ばれることが多い傾向があるようです。前回大会では、5つの区間で区間順位1位を獲得したことからも青山学院大学が優勝候補の1校として注目されることは必至と言えるでしょう。
そして、他の大学も当然優勝を狙い全力でぶつかってきます。連覇を狙う青山学院大学は当然ですが、駒澤大学や東洋大学、早稲田大学や明治大学、山梨学院大学なども注目されています。昨年、3年時に出場し圧巻の走りを見せた各選手も4年生となり、今大会に出場することが有力視されています。
予選会を勝ち抜いた10校がシード権を獲得できるのかどうか、さらに上位に食い込み各校の激しい優勝争いが繰りひろげられることも考えられます。
2016年の第92回箱根駅伝ではどのような熱戦が繰り広げられるのか、注目したいと思います。
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