2015年、第91回箱根駅伝予選会のレース展開はどうだったの?
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最終更新日:2016/05/18
スポーツ
2015年、1月2日と3日に行われる箱根駅伝本大会の出場権をかけた予選会が2014年10月18日(土)に行われました。
各チームのメンバーがどのような接戦を見せたのか、トップ集団の順位などを各地点で書き出してみました。

予選会、各地点でのチーム順位など
2014年10月18日9時35分、全48校・561名の選手が一斉にスタートしました。スタート直後に山梨学院大学のエノック・オムワンバ選手が先頭に出ます。
その後1km地点ではエノック・オムワンバ選手を先頭に、中央学院大学の潰滝大記選手が続きます。
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5km地点になると、城西大学の村山紘太選手が先頭となり、続くエノック・オムワンバ選手が村山選手を追いかけます。
5km時点での各校の順位は1位~10位がトップの山梨学院大学に続き、東海大学、上武大学、國學院大學、神奈川大学、順天堂大学、中央大学、東京農業大学、中央学院大学、専修大学となり、その後ろを城西大学が11位で追いかける形になります。
10km地点では、依然として村山紘太選手がトップをキープ。16秒遅れでエノック・オムワンバ選手が追いかけます。
この時点での順位は城西大学が追い上げを見せ、1位~10位はトップの山梨学院大学に続き、神奈川大学、東海大学、上武大学、國學院大學、中央大学、城西大学、順天堂大学、東京農業大学、中央大学となり、その後ろから東京国際大学が11位で追いかけます。
15km地点でも村山紘太選手がトップをキープしています。19秒と3秒引き離されてエノック・オムワンバ選手が追いかけます。
3位以降はこの時点で先頭と約1分の差がついていました。
この時点での順位はトップの山梨学院大学に続き、東海大学、神奈川大学、國學院大學、上武大学、中央学院大学、中央大学、順天堂大学、城西大学、城西大学、東京農業大学で、創価大学が11位で追いかけます。
20kmゴール地点で城西大学・村山紘太選手が58分26秒と1位でゴールし、日本人選手として大会の記録を塗り替えます。
続いて山梨学院大学・エノック・オムワンバ選手が8秒遅れて2位でゴールします。そして3位の神奈川大学・柿原聖哉選手に続き、続々と選手がゴールしていきます。
10位以内の選手は前の選手とわずか数秒差で、そして1時間以内のタイムでゴールしました。
▼予選会当日のスタート付近の映像がこちらからご覧になれます。
【第91回箱根駅伝予選会(スタート2.5キロ付近)全選手】
第91回箱根駅伝予選会のまとめ
今予選会では最初にトップに出た山梨学院大学のエノック・オムワンバ選手を城西大学の村山紘太選手が途中で追い抜き、その後はトップを譲ることなくゴールまで走りぬきました。そして、日本人選手として最高記録となる58分26秒の記録を打ち立てました。
10km、15km、20kmのどの地点でもプレッシャーに負けず、わずか数秒差でトップを維持し続けた精神力は測り知れません。
3位集団以降も接戦が繰り広げられました。
チームのため、自分のため、本大会に出場する権利を獲得するため、と様々な思いがあったと思います。
多くの選手がゴールを目指し走る中で、わずか5分の1という狭き門を自分のチームが通過できるのかどうか、考えられずには走れなかったかもしれません。チームを信じ、全力を尽くすのみ!という選手もいたことでしょう。
予選会は襷(たすき)をつながないので駅伝とは言えませんが、本大会につながる大切な大会です。
自分を、そしてチームメイトを信じ、懸命にゴールを目指して走る選手ひとりひとりに声をかけてあげたくなる大会ですね。
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