大人の下痢・嘔吐について調べました!
公開日:
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最終更新日:2016/05/18
病気
冬になると増えてくる風邪。
何といっても辛いのは、下痢や嘔吐の症状ですよね。
このページは大人に対する下痢、嘔吐の基礎知識、原因、症状、対処法や予防策をお伝えします。
正しい知識を学んで健康的にこの冬を乗り越えましょう!
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基礎知識
嘔吐、下痢は身体、心の異変を知らせてくれるものです。身体のサインとして細菌が原因となる細菌性腸炎と、ノロ・ロタウイルスなど毎年冬に流行して騒がれるウイルス性腸炎とがあります。
どちらも嘔吐、下痢を伴うもので、感染します。
心のサインとしてはいわゆる「ストレス」と呼ばれるもの。
では具体的にどのような原因によって起こるのでしょうか?

原因
下痢・嘔吐の原因は様々です。大きく分けて、食べすぎ、飲みすぎ、ストレス、食中毒、ウイルス、病気などによる原因によって起こることが多いようです。
ストレスによっては不安や緊張が長く続くと自律神経のバランスが乱れ、胃の粘膜を刺激して吐き気や嘔吐などを引き起こします。
食中毒は腐った食品や毒性のある食品、また魚介類に生息するノロウイルス、生肉などに生息するO157(病原性大腸菌)などを取ることによって引き起こします。
また、病気の症状の一つとして引き起こされることもあり、胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃癌・急性胃炎などの病気のサインでもあるので、原因をしっかり知ることは大切ですね。

症状
突然の腹痛で始まることが多く、その後下痢や嘔吐という症状が見られます。だいたい1日くらいから長くて2、3日くらいムカムカ、胸やけ、下痢・嘔吐の症状が続きます。発熱を伴うこともあります。

治療
下痢や嘔吐によって体の水分が失われ、脱水症状になることがあります。水分補給をまめにとる事が大切になってきます。
塩分の少し入った水を飲み、安静にしていましょう。
だいたい2,3日で治ることが多いですが、なるべく早めの受診を心がけるとよいでしょう。
★水分補給、ORS(経口補水液)の作り方
感染した時の対処法
感染してしまった時はお腹を刺激しないようにすることが大切です。
胸やお腹を締めつけないように衣類をゆるめたり、ゆったりしたものに着替えるとよいでしょう。
お腹の中にある悪いものを出そうとしているので、吐きやすい姿勢になり、背中をさすってあげるとよいでしょう。
予防方法

ノロウイルスなどの場合、予防は簡単ではありません。
基本的なことをしっかり行うことが大切になってきます。
まず、流水・石鹸による手洗いうがいをこまめに行いましょう。
特に下痢気味である場合は、トイレ後の手洗いは厳重に。
常にマスクを着用し、食事の用意など必要な時は手袋も使用するとよいでしょう。
ノロウイルスなどの流行期に嘔吐物や下痢便を発見した場合は、できる限り処理する以外の人は近づかないようにすることも大切です。
菌に触らない、近づかない、寄せ付けない!ようにしっかりと予防し冬を乗り切りましょう。
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