嘔吐物の処理方法!!-保存版ー
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最終更新日:2016/06/16
病気
嘔吐は子どもによくみられる症状の一つです。
その多くは心配のないものですが、病気のサインとして嘔吐することがあります。
嘔吐とはどんな症状なのか、嘔吐物の処理方法や便利な100円ショップグッズなどと一緒にご紹介します。
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▼嘔吐とは?
子どもは胃腸の働きが未熟であり、特に乳児は胃の形状が大人と違って湾曲せずにほとんどまっすぐです。激しい咳や大泣き、食べ過ぎでも嘔吐しやすく緊張やストレスにも弱いです。
ウイルス感染による病気で嘔吐することもありますが、吐き気はそう長くは続かず、水分を補給できていれば過度な心配はいりません。
一方、頭を打った後に吐く(脳損傷)、高熱と不機嫌を伴い吐く(髄膜炎)、激しく吐いては泣くを間欠的にくり返す(腸重責)、特定のものを食べると吐く(食物アレルギー)など様々な病気のサインであることも。
落ち着いて子どもの様子を観察し、早急に医療機関を受診しましょう。
受診の時に嘔吐の回数・嘔吐物の中身や色を医師に伝えて。
その他にも機嫌や顔色、発熱や下痢などの有無も重要で診断に役立ちます。
2 嘔吐物処理の実際 動画解説
▼ホームケアについて
嘔吐は脱水症状が心配なため、水分補給がとても重要です。様子をみながら少しずつこめまに補給しましょう。
嘔吐があって、ぐったりしている時は、吐いたものが気管に入らないよう顔を横向きにして寝かせてあげて。
洗面器などに新聞紙をセットして着替え類とともに寝具そばに準備しておくと便利です。
いつ吐いてもいいようにそばに付き添ってあげることも大切です。
起き上がるのが辛い時は、頬の下に洗面器などを差し込むなど体の負担にならないようにしましょう。
吐いた匂いは嘔吐を誘発するので汚物処理には素早く対応を。
嘔吐後はうがいやぬらしたタオルで口を拭くなど清潔にしましょう。

▼水分補給と食事について
水分補給は、吐き気に気をつけて少しずつ補給しましょう。吐くとのどが乾いて水分を欲しがることがあり、一度にたくさん飲ませるとまた吐いてしまうことも。
吐き気が治まったらスプーン1杯程度の水分から開始しましょう。
たびたび吐いた後の胃はかなり弱っているため、柑橘系の果汁や乳酸菌飲料などの酸味のある飲み物は吐き気を誘発するため避けましょう。
湯冷まし、麦茶、経口補水液などの飲み物を常温程度の温かさで。
食事については、水分がとれるようになったら脂肪分の多いものは避け、おかゆなどでんぷん質のものを主体として消化のよいものを選んで様子をみながら再開しましょう。
また、寝たままで飲める!吸い飲みやストローがフタにさせるカップなどを常備しておくといざという時に慌てずに便利です。
うがい受けなども専門店にいかなくとも100円ショップで揃います。
ペットボトル専用のストローキャップもこぼれる心配がなくおすすめです。

▼嘔吐物の処理方法とは?
嘔吐物にはウイルスや細菌が含まれ、二次感染の危険があります。衣類などを汚した場合、嘔吐が治まったら吐き気を誘発させないようにそっと着替えさせましょう。
汚物処理は素手で触れないように手袋でビニール袋に密閉して廃棄を。
洗濯物は衣類用塩素系漂白剤につけ置きしてから他の洗濯物とは別にして洗いましょう。
汚染が疑われる場所は汚物が乾く前に洗剤で洗浄した後、熱湯消毒や次亜塩素酸ナトリウム(キッチン用塩素系漂白剤)などでしっかり消毒を。
処理後は流水と石けんで十分に手洗いをしましょう。
嘔吐物の匂いやウイルスが屋外に出て行くように空気の流れに注意しながら室内換気も忘れずに。
▼予防方法について
嘔吐の予防としては、暴飲暴食を避け、胃に負担をかけない消化のよいものを食べるなどの食習慣の見直しを。ストレスが原因の場合は自分にあったストレス解消法を見つけることや、乗り物酔いからくる嘔吐の場合は揺れの少ない場所に座る、窓を開けて新鮮な空気をすいこむ、遠くの景色を眺めるなど酔いに対する予防の実践を。
また、手洗い・うがいを習慣化し、睡眠を十分にとるなどウイルスや細菌を体内に入れないためにも日頃から体調管理を心がけましょう。
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