東照宮・輪王寺・二荒山神社、紅葉丸秘穴場スポット!
穴場スポット
紅葉の時期の日光はどこも本当に素晴らしい景色になります。華厳の滝、・龍頭の滝・霧降の滝などは、滝と紅葉が一体となって、眼と耳の両方を楽しませてくれます。
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この時期の穴場スポットとしては、「女峰山(にょほうさん)」があげられますが、かなりの登山経験が必要です。
東照宮の横の登山口から入り、いろは坂分の標高差を登るので、登山に自信のある方向きです。
登山経験の少ない人には、裏見の滝(うらみのたき)が穴場かもしれませんので、紹介致します。

裏見の滝(うらみのたき)見物のポイント
勢いよく流れ落ちる滝は幅2m高さ20mあり、ひっそりとした神秘的な空間が魅力的です。もとは滝の裏側から観ることができたのでこの名前が付きましたが、崖崩れ以降裏側には行けなくなりました。
華厳滝、霧降ノ滝とともに日光三名瀑と言われます。
滝の裏の鉄の階段の奥に綺麗な岩室があり、轟音がとどろく中に不動明王があります。
寛永元年(1624年)に出羽三山から迎えられたといい、心を静めてくれます。
アクセス情報:
【電車】日光駅または東武日光駅から東武バス中禅寺温泉行き、ないし湯元温泉行きで11分、「裏見の滝」下車。そこから徒歩40分。
【車】日光宇都宮道路清滝インターチェンジから国道120号を神橋方面に1km、裏見滝入口を左折し、栃木県道195号裏見滝線で2km。

松尾芭蕉も高杉晋作も訪れた裏見の滝

「しばらくは 滝にこもるや 夏の初(しばらくは たきにこもるや げのはじめ)」これは松尾芭蕉の「奥の細道」の一句です。
元禄2年(1689年)芭蕉が裏見ノ滝を訪れて作った俳句です。
芭蕉の句碑が国道120号の安良沢橋の脇に建てられています。
また万延元年(1860)には21歳の高杉晋作が江戸から萩へ帰る途中、日光にも立ち寄り、東照宮や浦見の滝を訪れたと試撃行日記に記しています。
裏見の滝では、滝の勢いに怖気づくガイドを横目に、自ら先頭に立って着物を捲し上げて進んでいったと書いています。
裏見の滝は、高杉晋作は日光で一番の滝と絶賛したそうです。
高杉晋作が来たことを後から知って、「もっとしっかりと見ておけばよかった」と悔やむ人もあります。
コースの突き当りに裏見の滝があり、周りにはいくつもの滝があり楽しめます。
小さい割には水の勢いがあって迫力があり、日頃の疲れを癒してくれるスポットです。
例年、紅葉の見頃は10月下旬~11月上旬ですが、事前に調べてベストなタイミングに行きたいものです。
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