花粉症からくる目のかゆみに効果的な対策は?
公開日:
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最終更新日:2016/03/25
病気
花粉症によって目のかゆみや充血、涙が出るなどの症状が起こることがありますね。
飛散シーズンになるとメガネを花粉症用のものに切り替えている方もいます。
今回は、花粉症による目への影響について調べてみました。
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■花粉症と目の基礎知識
花粉症になると、目のかゆみ、充血、涙が出るなどの症状が現れる可能性があります。これは、目についた花粉を取り除こうとする免疫反応が起こっているのです。
他にも目がはれぼったい、目やにがでる、ごろごろする、かすむ、まぶしい、痛いなど、様々な症状が出る方もいます。

■目に影響が出る原因は?
花粉が目に入ると、目の粘膜内の細胞に花粉が取り付き、ヒスタミンなどを放出します。
このヒスタミンなどが神経や血管に刺激を与えることにより症状が現れるのです。
■どんな症状があるの?
血管が刺激されて拡張されることにより目が充血したり、知覚神経への刺激により目のかゆみが起こったりします。また涙がよく出る方も、視覚神経の刺激により涙腺へ繋がる神経を刺激され、涙が出ているのが原因です。
■どうやって治療するの?

目の症状の軽減には薬物療法が行われます。
また、花粉が飛散する前から治療を始める初期療法と呼ばれるものがあります。
初期療法により症状のコントロールをしやすくなり、シーズン中の症状を軽くすることが可能なのです。毎年症状が重い方ほど、早く始めることにより効果が期待できます。
目の薬は主に点眼薬になります。
症状が軽減されたからといって点眼をやめるのではなく、飛散シーズン中は継続することが大切です。
■どうやって対処するの?
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治療のところでも話した通り、初期療法が一番の対処法になります。
そしてどれだけ薬で対処しても、花粉が入り続ければ治しては悪化しての繰り返しになります。
花粉症用のメガネを使えば、かなりの花粉を減らすことが可能です。帰宅後は目を洗うことも大切です。
また、花粉の飛び方を知っておくことも必要です。午前中は比較的飛散量が少なく、午後から夕方にかけて多く飛びます。天気の良い日、風の強い日なども飛散量が増えます。
こういった時間の外出は控える、または花粉症用眼鏡で花粉を防ぐなど対策を取りましょう。
特に、まつ毛に付着した花粉を落とすことが重要なので帰宅したら直ぐに洗顔もしくは目を洗うことをおすすめします。
■予防方法は?

花粉を寄せ付けないことが大切です。
外出時にはマスク・眼鏡をつけましょう。花粉症用眼鏡を使用すれば、より効果が期待できます。帰宅後は玄関先で衣類・髪の毛についた花粉を払ってから家に入るようにしましょう。
また、洗濯物や布団なども花粉を払ってから取り込むことが大切です。
また、規則正しい生活・食事も大切です。身体の免疫力を上げ、疲労をためないことが症状を和らげることに繋がります。
■さいごに
花粉症用の眼鏡は、以前はどっしりしたものが多かったのですが、最近は見た目に普通の眼鏡と変わらないものも増えています。目への影響が大きい方は、一度花粉症用の眼鏡を検討するのも良いと思います。
辛い季節、少しでも快適に過ごせるお手伝いが出来ていれば嬉しいです。
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