おせち料理の里芋レシピ!定番・簡単・裏技3大レシピ紹介
ほっとする味の里芋は、やさしく煮込んで
普段のおかずとしてもおなじみの里芋の煮物ですが、おせち料理では「子孫繁栄」の意味があるとされています。子芋がたくさんつくことから、子宝に恵まれるといわれています。お正月はちょっと気取って、いつもの煮っころがしとは少し違う上品な色と形の里芋の煮物に挑戦してみませんか。

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定番レシピ
- 里芋は上と下を少し切り落とし、それから側面の皮をむきます。まず縦に一か所皮をむいたら、その反対側も同じように縦に皮をむきます。同様に他の箇所もむき、上から見たときにきれいな六角形になるようにむいていきます。これが「六方むき」といわれる切り方です。
- たっぷりの水で下ゆでします。やわらかくなったら火を止めて、形をくずさないようにすこしづつ水を加えて冷ましながら、やさしく手で洗ってぬめりを取ります。
- 鍋に里芋がひたるぐらいのだし汁、酒、みりん各大さじ1~2ぐらいを入れて、落とし蓋をして弱めの中火でコトコトと煮ていきます。煮くずれないように、あまり動かさないように気をつけましょう。
- 10分ほど煮含めて、甘さがよくしみこんだら、塩小さじ1としょうゆ少々を加えます。しょうゆはほんの少し、風味づけ程度の量を使うのが色をきれいにするポイントです。あれば薄口しょうゆをつかってください。そのまま煮込めばできあがりです。
簡単レシピ
里芋は下処理して冷凍したものが市販されています。これを使えば、料理時間がかなり短縮できるので、常備しておくといざという時にさっと出して使えて便利です。さらに電子レンジを使えば、煮物がもっとスピードアップ! 定番と一味違うごまみそ味で、作り方をご紹介します。- だし汁1カップ(里芋がちょうどよく浸るぐらいの量に調節します)、酒大さじ1、みりん大さじ1をあわせ、里芋といっしょに耐熱容器に入れて5分加熱します。
- 一度取り出してみそ大さじ1としょうゆ少々を煮汁に加え、よく混ぜます。
- 様子を見ながらさらに5分ほど加熱します。
- 仕上げにすりごまをふりかけて混ぜれば、里芋のごまみそ煮のできあがりです。

裏技レシピ
上品な優しい味わいの、里芋の煮物。食べ慣れてきて、物足りなさを感じるようになったら揚げだし風にアレンジしてみましょう。- 里芋の煮物は木べらなどで上から軽く押しつぶして平たい形にします。
- 片栗粉をまぶします。多めにつけると、形が崩れにくくなります。
- フライパンに多めの(1センチぐらいの高さまで)油を熱して、里芋を揚げ焼きにしていきます。
- 味がついているのでそのままでもおいしいのですが、揚げだし風にかけ汁を作りましょう。だし汁1に対してしょうゆ、みりんを各2~3割の割合で加え、ひと煮立ちさせておきます。
- 揚げた里芋を器に盛り、かけ汁をかけて、おろした大根としょうがを添えます。

まとめ
優しい田舎風の煮っころがしから上品な六角形の煮物まで、同じ煮物でもまったくイメージの違う料理を作れるのが里芋の長所。食べ応えのあるしっかりした味も魅力です。味も形も個性的な里芋を活かして、煮物が主役のおせち料理にしてみるのも面白いかもしれませんね。
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