おせち料理の筑前煮レシピ!定番・簡単・裏技3大レシピ紹介
素朴な味の筑前煮は、おせちの隠れた人気者
根菜がたくさん入った筑前煮は、誰もが懐かしさを感じる素朴なごちそうです。味も見た目もシンプルですが、お正月の肉や魚のごちそうに疲れた胃腸には、なくてはならないもの。筑前煮に多く含まれている根菜は、胃腸の働きをよくして体調を整えてくれます。またおせち料理としての筑前煮には、具材にそれぞれ意味があります。たとえば「先を見通す」レンコンや、成長が早く子どもの健康を象徴するたけのこ、長寿を意味するごぼうなど、見た目は素朴でもおめでたい縁起物なのです。
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定番レシピ
- まず、鶏肉に下味をつけます。食べやすい大きさにそぎ切りにした鶏もも肉にしょうゆとみりんを加え、手でもんで、そのままおいておきます。
- 次に根菜の下ごしらえをします。干ししいたけは水で戻して半分に。たけのこの水煮は乱切りに、こんにゃくは薄く切って真ん中に切れ目を入れ、端を押し込んで手綱こんにゃくの形にします。にんじんは輪切りにして梅の花型で抜き、中心から花弁に向かって包丁で切りこみを入れて梅の形にします。レンコンも同様に輪切りにして、穴に沿うように包丁を入れて花の形にします。酢水につけておきます。ごぼうはたわしでよく洗い、乱切りにして、水にさらします。絹さやは筋をとっておきます。
- 野菜を下ゆでします。たけのことこんにゃくはさっと、ごぼう、にんじん、レンコンは1分から2分、それぞれゆでます。絹さやはさっとゆでた後、水にとっておきます。
- フライパンに油を熱して鶏肉を汁ごと入れ、炒めます。色が変わったら取り出し、同じフライパンで絹さや以外の根菜類を炒めます。
- しいたけのもどし汁とだし汁をあわせて2~3カップぐらい用意します。野菜がひたひたになるぐらいまで注ぎ、そこに砂糖とみりん各大さじ2程度を加え、落とし蓋をして煮ていきます。中火で10分ほど煮込んだら鶏肉を戻し入れ、しょうゆ大さじ2強を加えてさらに煮ます。最後は水気を飛ばすように炒り煮にし、とっておいた絹さやを飾ります。
簡単レシピ
市販の冷凍食品「和風野菜ミックス」と電子レンジを使って簡単に筑前煮を作る方法をご紹介します。用意する具材は鶏肉だけ。凍ったままの材料(1袋250グラム)と調味料(しょうゆ、砂糖、酒各大さじ2)を耐熱容器に入れて、10分ほど加熱するだけで簡単にできあがります。裏技レシピ
余ってしまった筑前煮の、ちょっと意外な利用法があります。それが、煮物のてんぷら。普通のてんぷらと同じく、残った煮物を衣にくぐらせて揚げるだけでちょっと変わったてんぷらができます。衣を少しやわらかめに作るのがポイントです。

多くの方は、煮物なら普段から作り慣れていることでしょう。
筑前煮には特別なテクニックは要りません。だからこそ下ごしらえをいつもよりもしっかりして、お正月らしい飾り切りや盛り付けで特別な筑前煮にしたいものですね。
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