おせち料理の車エビレシピ!定番・簡単・裏技3大レシピ紹介
高級食材の車えびを、おいしく美しく煮るコツとは?
えびは昔から、おめでたい席に欠かせない食材です。長いひげと腰の曲がった姿から長寿の象徴とされ、また華やかな赤い色も魔よけとして珍重されてきました。特におせち料理に用いられる車えびは、うまみが強く高級料亭でも好んで扱われる人気の食材です。火を通しすぎるとかたくなるなど、扱い方にコツがあるので、正しい調理方法をしっかり覚えましょう。
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定番レシピ
えびの煮物には、いろいろな名前がついています。「うま煮」「つや煮」「姿煮」などの名前がありますが、今回はそのうちの「養老えび」と呼ばれている煮物の作り方をご紹介します。- 車えびの下処理をします。えびは背わたを取り、頭の先の固い部分を切り落とし、ひげの長い部分も切っておきます。包丁よりもはさみを使った方が楽にできます。さらに尻尾の先を斜めに切り落とします。
- えびを曲げて、腰の曲がった格好にします。「養老えび」という名前の由来です。形をととのえ、つまようじを刺して固定します。
- 煮汁の材料をあわせて火にかけます。調味料は、だし汁、酒、みりん、砂糖です。煮汁の配合は、だし汁に対して調味料それぞれ1割強ぐらいが目安です。甘さの加減はお好みで調節してください。さらに塩少々で味をととのえ、一度煮立たせます。
- 火を弱くしてえびを入れます。えびは加熱しすぎるとかたくなってしまうので、火加減は弱めで静かに沸騰する程度にします。
- えびを途中で裏返し、3分ほど煮たら熱いうちにつまようじを抜き、落とし蓋の要領で、キッチンペーパーかアルミホイルをぴっちりとえびの上にかぶせます。こうすることで煮汁がまんべんなくえび全体にまわり、むらなく味がしみます。
- 半日ほどおいて自然に味をふくませればできあがりです。
簡単レシピ
えびは長く加熱すると固くなるため、火を通す作業は手早く行わなければいけません。それが大変、という方には、もっと簡単な方法があります。まず、下処理をしたえびを耐熱容器に並べておきます。調味料を全部あわせて、煮立たせます。熱い煮汁を生のえびに注ぎかけ、そのまま自然に冷まして味をしみ込ませれば、放っておくだけのえびのうま煮のできあがり。火が通りすぎないので、身もふっくらとやわらかく仕上がります。ぜひお試しください。おせちの定番にえびの酒炒りがありますが、ここでは電子レンジでスピーディに酒炒りを作る裏技をご紹介します。
用意するのはえびと酒、それに照りを出すためのはちみつです。一度に作れる量の目安は7~8匹ぐらいですが、大きさによって異なってくるので注意してください。えびは背わたを取り、耐熱皿に並べて酒大さじ1を振りかけます。そのままラップをして電子レンジ600ワットで約4分、えびがきれいに赤くなるまで加熱します。取りだして、熱いうちにはちみつ大さじ1をからめればできあがりです。

おめでたいえび料理を家庭で楽しむために、おさえておきたい車えびの下処理と煮方のコツをご紹介しました。おめでたい席にはえびの鮮やかな赤がよく似合います。ぜひコツを覚えて、おいしく美しいえび料理を楽しんでください。
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