おせち料理のくわいレシピ!定番・簡単・裏技3大レシピ紹介
形も可愛らしい、くわいの使い方をマスターしましょう
くわい、と聞いて首をかしげる方もいるのではないでしょうか。お正月以外はあまりお目にかからない、珍しい野菜です。くわいはオモダカという水生多年草の仲間ですが、欧米ではもっぱら観賞用とされていて、食用にするのは日本と中国だけだそうです。中でも日本ではおせち料理の重要な食材として知られ、芽が飛び出した独特の形から、「よい芽が出る」ということで、出世や学業成就のシンボルとされています。
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定番レシピ
- くわいはおしりの方を少し切り落とし、そこから芽の方へ向かって皮をむいていきます。六方むきといって、全体を六等分にしたむき方が理想です。バランスをみて、くわいの側面にきれいな三角形が六個並ぶ感じにします。芽の直前まできれいに皮をむきますが、ここでうっかり芽を切り落としてしまわないように、くれぐれも注意してください。芽は適当な長さで切ります。このとき、芽を斜めに切ると見た目がきれいになります。
- 皮をむいたくわいは、米のとぎ汁で下ゆでして水にさらしておきます。
- だし汁に砂糖、酒、塩で味付けして煮立てます。きれいな色に仕上げるため、しょうゆなど濃い色のものは使いません。
- 煮汁にくわいを入れ、煮ていきますが、このときも丁寧に扱い、芽を折ってしまわないように気をつけます。弱火で15分から20分ほど煮含めればできあがりです。
簡単レシピ
独特な形に意味があるくわいですが、家庭で作る場合には、火が通りやすいように半分に切ることもおすすめです。芽も含め縦半分に切って、切り口を下に盛りつければ見栄えも丸のままと変わらず、丸のままよりも早く味がしみてくれます。

裏技レシピ
ここでは、「鈴むき」と呼ばれるくわいの飾り切りの技をご紹介します。くわいで鈴の形を作るには、まず、全体の形をイメージしながら、薄く皮をむいていきます。真ん中に横一本線、下半分にふたつの大きな穴、それをつなぐ線、といったイメージです。横一本線は、真横に横切る線を2本引き、上と下からそれぞれ線までくわいを削って作ります。下半分は、向い合せになるように丸い穴をくりぬき、その穴をつなぐような形で2本線を引き、間を削って切り込みに見せます。
難しい細工ですが、マスターできれば驚かれること請け合い。おせち料理の出来栄えもずいぶん違ってきます。
まとめ
くわいの含め煮をご紹介しました。くわいは普段あまり目にすることのない食材ですが、料理法はそんなに難しくありません。おめでたいくわいの含め煮、今年はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。スポンサードリンク