おせち料理のお多福豆レシピ!定番・簡単・裏技3大レシピ紹介
甘いお多福豆で、幸せな新年を
甘くて大きなお多福豆は、お正月に限らず食卓に上る食材ですが、そのおめでたい名前からおせち料理としても人気の一品です。お多福豆は、そら豆の一種です。大粒のそら豆を甘く煮込んだものを「お多福豆」といいます。真っ黒になるのは煮るときに鉄分を加えるため。緑色のそら豆からはちょっと想像できない姿ですね。
また一般的なそら豆と違い、乾燥した状態で市販されているのも特徴です。戻し方はメーカーごとに違うので、しっかり確認して最適な戻し方で調理しましょう。
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定番レシピ
- 豆の下ごしらえをします。まずは前日の夜から豆と水を鍋に入れ、一晩置いておきます。
- 水を代えてよく洗い、下ゆでをします。水の量は豆に対してだいたい2倍ぐらいが適当ですが、豆の大きさや重さを見てちょうどよく浸るぐらいに調節してください。
- 1時間ぐらい弱火で煮込んで一度ゆでこぼし、水を代えてさらにゆでます。このとき、豆は柔らかくつぶれやすくなっています。優しくすくってほかの鍋に移すか、できれば水道水を細く出しながら2時間ほどかけてゆっくり冷ましながら水を代えていくと安心です。
- 2回の下ゆでが終わったら、味を付けます。味付けはしょうゆと砂糖です。砂糖は豆の半量を目安に、甘い豆が好きな方は少し多めに入れてみてもよいでしょう。その後しょうゆを加えて味をひきしめ、弱火でつやが出るまで煮込めばできあがりです。できあがりまでの煮込み時間の目安は、だいたい1時間ぐらいです。

簡単レシピ
つやよく真っ黒に煮るためには、鉄分を加えることが大事です。黒豆を煮るときには古釘を入れたりします。お多福豆を煮るときにも同様に、古釘や市販の鉄材を入れるか、煮る際に鉄鍋を使用します。では、こういった鉄分が手近にないときは、どうすればいいのでしょうか?実は、重曹を入れてもある程度の効果があるんです。前日に水に浸すときか、1回目の下ゆでのタイミングで、豆の量の一割程度の重曹を加えれば大丈夫。簡単につやを出すことができ、豆も早く柔らかくなります。↓そら豆の調理法もご紹介します。参考にしてください。
裏技レシピ
お多福豆があまってしまったときの裏技をご紹介します。そのままでもおいしい豆の甘煮は、実はスイーツに使いまわせる優秀な具材なんです。刻んでアイスクリームのトッピングにしたり、またホットケーキミックスと合わせて焼けば豆入りのホットケーキになるなど、いろいろな使い方ができます。ぜひお試しください。まとめ

肉や魚といった動物性たんぱく質があまり摂れなかった時代、豆は貴重なたんぱく源として喜ばれていました。
現在では豆を食べる機会は昔に比べてずいぶん減りましたが、健康食に関心が集まる中、豆の価値が再び見直されようとしています。名前もおめでたいお多福豆は、黒豆と並んでお正月の食卓に欠かせない食材。優しい甘さと豆の栄養で、元気に年のはじめをお祝いしたいですね。
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